生コン・セメント業界ランキングを紹介!転職するための3つのポイントとは?

生コン・セメント業界ランキングを紹介!転職するための3つのポイントとは?

「生コン・セメント業界のランキングってどうなっているの?」

「生コン・セメント業界に転職するためのポイントは?」

生コン・セメント業界に転職を検討している人は、このように考えている人もいるのではないでしょうか。そこで、今回の記事では生コン・セメント業界の仕事内容やランキングを紹介しています。

生コン・セメント業界に転職するためのポイントについても紹介しているので、生コン・セメント業界への転職を検討している人にとって有意義な情報が詰まっています。是非最後までご覧ください。

目次

生コン・セメント業界の仕事内容や動向とは

生コン・セメント業界のランキングを紹介する前に、生コン・セメント業界の仕事内容や動向について解説します。生コン・セメント業界の仕事内容や動向を把握することで、自分が生コン・セメント業界に合っているのかを判断できます。 

生コン・セメント業界の仕事内容

生コン・セメント業界の主な仕事内容は、住宅などの建設現場にコンクリート工場でつくられた生コンクリートをミキサー車で運ぶことです。生コンクリートとは、セメントや水、砂利、砂などを練り混ぜてつくられたものです。

住宅だけではなく、ビルや工場、商業施設などどの建物にもコンクリートは使用されているため、建設現場においてミキサー車で生コンクリートを運ぶ人は重要な役割を担っています。

ミキサー車の仕事の特徴として、肉体労働が少ないことが挙げられます。一般的なトラックに荷物を積んだり、積み荷を降ろすような重労働はなく、生コンクリートは機械を操作することで自動的に排出できるので、力仕事はありません。そのため、女性でもミキサー車の運転手として活躍できるのが特徴と言えるでしょう。

また、建設現場に合わせた勤務時間となるため、朝は早いですが夕方に仕事を終え少ない残業時間であることも特徴的です。

ミキサー車の運転手として働く場合には、現場の人とコミュニケーションを取りながら現場に生コンクリートを運ぶことになるので、コミュニケーション能力は鍛えておくと良いでしょう。

生コン・セメント業界で働く魅力

生コン・セメント業界で働く魅力には、一例として以下のようなものが挙げられます。

  • 携わった現場が地図に残る
  • 建物に欠かせないコンクリートを扱うことができる
  • 人々の暮らしを支える仕事ができる

住宅やビル、工場、商業施設などの日常で目に触れる多くの建物にコンクリートが使用されています。

普段の生活で生コンクリートを目にする機会は少ないかもしれませんが、建物のみならず道路や浄水場など生活を支えている施設などにも使用されています。

そのため、ミキサー車の運転手として自分が携わった建物や施設などが地図に残ることや、世の中を支えていることを実感できる仕事と言えます。

生コン・セメント業界の動向

近年の少子化による住宅の需要減少に影響を受けて、生コン・セメント業界も市場規模が縮小していると言えます。しかし、老朽化が進んでいる建物が増えてきており、修繕や補修にはコンクリートは欠かせません。そのため、生コン・セメント業界は規模が縮小しながらもまだ需要がある業界と言えるでしょう。

ただし、生コン・セメント業界の中でも大手の会社は、今後もコンクリート業界の需要が高まると予想されている海外への事業拡大を目指しています。国内の生コン・セメント業界の市場規模が縮小している現状を受け止め、どのような強みを持って事業を継続していくかが今後の課題となるでしょう。

生コン・セメント業界の各ランキングを紹介

ここで、生コン・セメント業界の以下のランキングを紹介します。

  • 売上高ランキング
  • 平均年収ランキング
  • 従業員数ランキング

それでは、順番に見ていきましょう。

売上高ランキング

まずは、売上ランキングTOP10を紹介します。

売上が高ければ継続して受注ができていることにつながるため、会社の安定度や入社後の働きやすさなどにも影響します。

順位会社名売上高
1位太平洋セメント4,559億円
2位住友大阪セメント1,266億円
3位UBE三菱セメント1,132億円
4位トクヤマ496億円
5位琉球セメント158億円
6位麻生セメント146億円
7位日鉄高炉セメント126億円
8位日鉄セメント113億円
9位日立セメント97億円
10位敦賀セメント57億円

(参照:業界動向サーチ)

平均年収ランキング

次に、平均年収ランキングTOP4を紹介します。転職を検討している人にとって年収は大事な要素でしょう。

現状の収入と比較して年収が上がりそうかどうか、確認してみてください。

順位会社名平均年収
1位太平洋セメント729万円
2位トクヤマ722万円
3位住友大阪セメント691万円
4位琉球セメント512万円

(参照:業界動向サーチ)

従業員数ランキング

次に、従業員数ランキングTOP4を紹介します。

従業員数は会社の規模を表す一つの指標となるでしょう。

順位会社名従業員数
1位トクヤマ2,315人
2位太平洋セメント1,874人
3位住友大阪セメント1,232人
4位琉球セメント98人

(参照:業界動向サーチ)

生コン・セメント業界の口コミ・評判を紹介

それでは、生コン・セメント業界の口コミを見てみましょう。口コミを見ることで、生コン・セメント業界や特定の会社について詳しく知り、転職活動に活かすことができます。

今回紹介するのは口コミの一部ですが、転職をしようとしている企業の口コミは事前に確認しておきましょう。

良い口コミ・評判

まずは良い口コミから見ていきましょう。

今日の #公明新聞 からNo.163【2面】

循環型社会構築に貢献するセメント工場を公明議員が視察

市内のゴミを受け入れ、製造の原燃料として利用

また、燃焼時に発生する灰も原料として活用

インフラに関わるセメント、コンクリート業界は人の命を守る重要な産業。公明党は物価高対策でも動いている

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生コンクリート業界と言っても多分イメージのつきにくい業界だと思います。

単純に工場で生産した生コンをミキサー車で配達して建物が出来上がってると思うでしょうが。

これが中に入るとめちゃくちゃ大変です。

生コンクリートはJIS規格という厳格な規格の中で管理され製造されます。

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太平洋セメント頑張れ!! 読売新聞の記事に被災地工場の話が前に出てたけど、素晴らしい。本当に応援する。

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コンクリート業界ってすごいよね いろんな廃棄物をリサイクルしてたハズ 廃タイヤを燃料にしたりとか

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悪い口コミ・評判

次に、悪い口コミを見ていきましょう。

【コンクリート業界終了のお知らせ】30歳くらいで年収350万円の男性から給与明細を買い取らせて頂きました。80歳超えても現役、平均年齢は70歳超え、60歳は若手。あと会長は90歳。軽い痴呆、交通事故、落下、機械巻き込み、白内障治療、痛風…メジャーな労災や病気はコンプリートしてるとのことです。

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書記長って。

この人達のせいで生コン=悪徳会社みたいになっちゃったけど、他は健全ですからね?

コンクリート業界から追放されたのかな?

普通なら永久追放ですよねー。

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ウハウハはそろそろ終焉を迎える可能性が高いな、ロシアの石炭輸入が皆無に等しいので、今、セメント業界がかなりヤバい事に成っている。セメントは石炭と生石灰と水を混ぜて製造している。その石炭が輸入出来なければセメントは製造出来ない。また興梠という物質も石炭が要る。セメント王も終焉かもな

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このところ建材の値上がりは異常ですがロシアからの石炭禁輸でセメント高騰のお知らせ。公共事業を予定する自治体には手痛い誤算が > 日本は石炭のほぼ全量を輸入。セメント業界ではロシア産の割合が約5割。

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生コン・セメント業界に転職するための3つのポイント

生コン・セメント業界に転職するためには、以下の3つのポイントがあります。

  • 未経験でも転職は可能
  • 資格があれば有利になる
  • 転職エージェントを利用する

順番に解説します。

未経験でも転職は可能

生コン・セメント業界への転職は未経験でも可能です。

特に、ミキサー車の運転手はミキサー車を運転するための免許があれば転職でき、営業や事務は特に資格や業界の経験がなくても仕事ができるでしょう。

しかし、経験や資格なしで転職をする場合は年収が下がるなど現在より条件が悪くなってしまう可能性がある点には注意しておきましょう。

資格があれば有利になる

生コン・セメント業界で持っていると有利になる資格はコンクリート技士です。コンクリート技士は、工事現場や注文の内容に合わせたコンクリートの配合を行い、製品を製造します。

実際に製造をするのは機械ですが、配合の決定は人が行うため注文内容を満たしたコンクリートを配合するための知識が必要です。

コンクリート技士の資格を持っていれば、コンクリートの配合をするために必要な知識が備わっていると認識されます。

転職エージェントを利用する

生コン・セメント業界に限った話ではありませんが、転職活動をする際は転職エージェントを利用することをおすすめします。特定の業界のことだけではなく、他の業界のことや転職活動全般についてアドバイスをもらえます。

また、企業ごとの提出書類に関するアドバイスや面接対策もしてもらえるので、選考通過率が格段に上がります。

転職エージェントは企業のことや業界についての知識を幅広く持っているため、生コン・セメント業界だけではなくさまざまな業界について知りたい人も有意義な転職活動にするために、転職エージェントを有効活用しましょう。

生コン・セメント業界に転職する際に有利になる4つの資格とは

最後に、生コン・セメント業界に転職する際に有利になる資格について、コンクリート技士以外の4つを紹介します。

  • コンクリート診断士
  • RCCM
  • 建築士
  • 土木施工管理技士

それぞれの資格の特徴を抑えることで、自分が転職したいと考えている企業に必要な資格を把握できます。業務に関連する資格を保有していれば転職に有利に働くため、一つずつ確認していきましょう。

コンクリート診断士

コンクリート診断士は、建物に使用されているコンクリートの劣化状態を診断します。

新築だけではなく修繕の際にもコンクリートに関わる資格が必要になりますので、コンクリート診断士の資格を取っていれば転職に有利に働くでしょう。

2022年度のコンクリート診断士の全国の合格率は16%でした。

似た資格でコンクリート構造診断士があるため、あわせてチェックしておくと良いでしょう。

RCCM(シビルコンサルティングマネージャー)

RCCMはシビルコンサルティングマネージャーの略称で、土木工事に関わる専門技術の有資格者のことです。土木工事に関わる専門職と言える管理技術者や照査技術者として、RCCMの資格の保有者は重宝されます。

RCCMは国家資格ではありませんが、建設業界において国交省が重視する専門技術に関する知識や経験があることを証明する資格なので、転職において有利に働くでしょう。

RCCMの合格率は40%前後です。

建築士

建築士は、建物の設計や工事監理を行う建築のプロフェッショナルです。建築士の資格には一級、二級、木造の3つに分かれていますが、一級と二級建築士は鉄筋コンクリート造の設計・工事監理を行うため、転職する際に有利に働くでしょう。

2022年の一級建築士の合格率は21%、二級建築士の合格率は25%でした。

土木施工管理技士

土木施工管理技士とは、土木工事の施工管理を行う仕事です。施工管理の業務内容は幅広く、主な業務は以下の通りです。

  • 施工計画の作成
  • 工程管理
  • 品質管理
  • 予算管理
  • 安全管理

また、受注する仕事は公共工事がメインとなっており、工事に伴う申請や工事現場の近隣への説明なども業務として行っています。

2022年の土木施工管理技士一級の合格率は28.7%、2021年の二級の合格率は35.7%でした。似た資格で建築施工管理技士があるため、あわせてチェックしておくと良いでしょう。

まとめ

今回は、生コン・セメント業界の仕事内容や転職のポイントなどについて紹介しました。

生コン・セメント業界の口コミについても紹介しましたが、すべてを鵜呑みにするのではなく参考程度に留めておくことが大切です。

転職を成功させたい人は一人で転職活動するよりも、相談できる相手であり情報をくれる転職エージェントの利用をおすすめします。

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この記事を書いた人

昭和生まれのキャリアアドバイザー。金融機関、事業会社、ITベンチャーなど30歳までに複数社経験。転職エージェントや転職サイトを物色した経験も豊富。

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