建設会社ランキングTOP10を紹介!ゼネコンに転職するための3つのポイントとは?

「建設会社のランキングってどうなっているの?」

「建設業界に転職するためのポイントは?」

建設業界に転職を検討している人は、このように考えている人もいるのではないでしょうか。そこで、今回の記事では建設会社の仕事内容やランク分け、ランキングTOP10を紹介しています。

建設業界に転職するためのポイントについても紹介しているので、建設業界への転職を検討している人にとって有意義な情報が詰まっています。是非最後までご覧ください。

目次

建設会社(ゼネコン)の仕事内容や業界動向とは

建設会社のランキングを紹介する前に、建設会社(以下、ゼネコン)の役割や動向について解説します。建設会社の仕事内容や動向を把握することで、自分が建設会社に合っているのかを判断できます。 

ゼネコンの仕事内容

ゼネコンの仕事内容とは、設計事務所などが設計した土木構造物や建築構造物などを施工することです。土木構造物とは、道路やトンネル、ダムなどの社会インフラを支えるものを指し、建築構造物とは商業施設や官公庁舎、学校など身近な建物を指します。

私たちが生活するうえでなくてはならないものを施工するのがゼネコンの仕事です。

ゼネコンで働く魅力

ゼネコンで働く魅力には、一例として以下のようなものが挙げられます。

ゼネコンの魅力
  • 社会に貢献していると実感できる
  • 自分たちが建設したものが地図に残る

社会インフラを支える土木構造物や、日常で利用する商業施設や住宅などを建設することで、社会への貢献を実感できます。

また、自分たちが長い月日をかけて建設したものが地図に残るのは他の業界にはないやりがいと言えるでしょう。

ゼネコンの業界動向

これまでのゼネコンは、M&Aを積極的に行い海外事業を拡大する動きを取っていましたが、新型コロナウイルスの影響により工期の延長や中止が相次ぎました。また、建設業界だけではなく幅広い業界でAIやIoTの技術を取り入れた商品やサービスを開発するようになりました

その中で、設計技術にAIを取り入れたり工事費用の算出を自動化、修繕時期と費用のシミュレーションなどができるようになり、建設業界でもAIやIoTの技術がなくてはならないものになりつつあります。

働き方については、3K(きつい、汚い、危険)のイメージが強い建設業界は人手不足や労働者の高齢化が問題となっています。工期が決められている工事が多いため、長時間労働や休日出勤をする会社が多いのも事実として受け入れる必要があります。

特に働き方を改善したいと考えている人は、現場社員との面談や働き方の実情をしっかりと確認してから転職を決めるのが良いでしょう。

ゼネコンにおける各ランキングを紹介

ここで、ゼネコンの以下のランキングを紹介します。

  • 売上高ランキング
  • 平均年収ランキング

それでは、順番に見ていきましょう。

売上高ランキング

まずは、売上ランキングTOP10を紹介します。

売上が高ければ受注率が高く、継続して受注ができていることになりますので、会社の安定度や入社後の働きやすさ(営業のしやすさ)などにも影響するでしょう。

順位会社名売上高
1位鹿島建設1兆9,641億円
2位大林組1兆9,599億円
3位大成建設1兆6,274億円
4位清水建設1兆6,066億円
5位竹中工務店1兆3,145億円
6位長谷工コーポレーション8,488億円
7位インフロニア・ホールディングス 5,527億円
8位五洋建設5,289億円
9位戸田建設5,121億円
10位三井住友建設4,476億円
売上高ランキング

(参照:一般財団法人 建設経済研究所

平均年収ランキング

次に、平均年収ランキングTOP10を紹介します。

転職を検討している人にとって年収は大事な要素でしょう。

現状の収入と比較して年収が上がりそうかどうか、確認してみてください。

順位会社名平均年収
1位鹿島建設1,127万円
2位大林組1,024万円
3位明豊ファシリティワークス1,000万円
4位竹中工務店989万円
5位インフロニア・ホールディングス 983万円
6位清水建設977万円
7位大成建設963万円
8位東亜建設工業936万円
9位奥村組918万円
10位長谷工コーポレーション910万円
平均年収ランキング

(参照:業界動向サーチ

ゼネコンのランク分けとは?

ゼネコンには、以下3つのランクがあります。

  • スーパーゼネコン
  • 準大手ゼネコン
  • 中堅ゼネコン

それぞれにどのような違いがあるのか解説していきます。

スーパーゼネコン

スーパーゼネコンとは、売上高が1兆円を超えている企業を指します。

先ほど紹介した売上ランキングの中では以下の5社が該当します。

  1. 鹿島建設
  2. 大林組
  3. 大成建設
  4. 清水建設
  5. 竹中工務店

スーパーゼネコンは建設工事に関する幅広い研究力や技術力を誇っているため、スーパーゼネコンでなければ請け負うことができない再開発などの大規模な工事を受注することが多いです。

再開発の際には、土地の仕入れから手がけることもあります。

準大手ゼネコン

準大手ゼネコンとは、スーパーゼネコンを除いた売上高がおおむね3,000億円を超えている企業を指します。

準大手ゼネコンには以下の10社が該当します。

  1. 長谷工コーポレーション
  2. 戸田建設
  3. フジタ
  4. 五洋建設
  5. 熊谷組
  6. 三井住友建設
  7. 前田建設工業
  8. 安藤ハザマ
  9. 西松建設
  10. 東急建設

準大手ゼネコンは明確に定義がされているわけではありません。

上記10社は売上高が3,000億円を超え、スーパーゼネコンと並び高い技術力を持っている会社もあります。

会社の規模ではスーパーゼネコンに及ばないものの、各社がそれぞれ特定の工事に対して強みを持っています。

中堅ゼネコン

中堅ゼネコンとは、スーパーゼネコンと準大手ゼネコンを除いた売上高がおおむね1,000億円を超えている企業を指します。

中堅ゼネコンには以下の11社が該当します。

  1. 奥村組
  2. 鴻池組
  3. 東亜建設工業
  4. 福田組
  5. 大豊建設
  6. 東洋建設
  7. 鉄建建設
  8. 淺沼組
  9. 東鉄工業
  10. 飛鳥建設
  11. 銭高組

準大手ゼネコン同様に、明確に定義がされているわけではありません。

上記11社は売上高が1,000億円を超え、スーパーゼネコンや準大手ゼネコンのような高い技術力を持っている会社もあります。

会社の規模ではスーパーゼネコンや準大手ゼネコンに及ばないものの、鉄道やトンネル工事、河川工事のような専門性の高い工事に強みを持っています

今回はスーパーゼネコン5社についての口コミを紹介しますが、転職をする前に口コミを確認してみることをおすすめします。

ゼネコンの評判・口コミを紹介

それでは、建設会社(ゼネコン)の口コミを見てみましょう。口コミを見ることで、建設業界や特定の会社について詳しく知り、転職活動に活かすことができます。

今回はスーパーゼネコン5社についての口コミを紹介しますが、転職をしようとしている企業の口コミは事前に確認しておきましょう。

良い評判・口コミ

まずは良い口コミから見ていきましょう。

会社全体としては前向きで一体感があり、数年前より随分雰囲気が良くなったと感じている。

はたらくホンネ:鹿島建設株式会社の評判・口コミ

大企業の為、ネームバリューは抜群。
知らない人はほとんどいません。
激務ですがそれに耐えられる方。忙しくても高給が欲しい方にはオススメできると思います。

はたらくホンネ:株式会社大林組の評判・口コミ

・基本的に年功序列なので、仕事ができる出来ないに関係なく給与が上がっていくことは安心です。
・役職が付けば賞与も大きくなるので魅力的。
・課長までは同期が横一線で出世できるので、変な焦りや競争もない。
・現場によっては危険手当などがつくのでいい。

はたらくホンネ:大東建託株式会社の評判・口コミ

私は派遣社員ですので、福利厚生・育児介護については一切関係ありませんが、今派遣されている会社はまだ子供の小さい時は時短が使えたり、育児休暇も3年と長く、女性には長く勤めやすい会社と思います。

はたらくホンネ:清水建設株式会社の評判・口コミ

三宮のストロングビル。竹中工務店さん設計。昼も良いですが、夜はパンチングメタルの手すりが消える照明。かっこいい‼︎

twitter

悪い評判・口コミ

次に、悪い口コミを見ていきましょう。

鹿島の名前につられて購入しましたが、関西でのマンション経験のない頃だったので多分大阪地区でしっかりした下請けを抱えていなかったと見えてこちらの考えていた様な仕上がりではなかった。大阪市内で3軒目の新築購入だった為当方としても多少の知識かあったが、、、

マンションコミュニティ:鹿島建設ってどうですか

大林組は、期待外れです。

マンションではないですが、札幌市でオフィスビルを建てました。

建てた後のフォローが最悪です。

建てて5年ですが、今だに、雨漏りが収まらずに修繕工事中、外壁は凍害で剥がれ落ちてます。巧妙なことに、目立たない場所を、徹底的にコストダウンしています。

しかも、設計事務所にすり寄って、責任逃れする、始末の悪さです。

マンションコミュニティ:大林組 どうなんでしょう

大成建設といえば、優秀な技術力を有する素晴らしい会社と聞いていたのに、

残念でたまりません。

マンションコミュニティ:大成建設ってどうですか

大手の中でも最悪でしょう 自分の会社の利益(自分の利益)が上がるためなら何でもします VE VEと言いながらコストダウンを行います 下請けいじめもすごいですね 決していい建物ができるはずがありません 買わないことです

マンションコミュニティ:清水建設ってどうなんですか?!

竹中はパワハラが酷い。

いくらスーパーゼネコンでも

そんな会社じゃ、

いつか大きな問題起こしそうで

信頼出来ない。

マンションコミュニティ:竹中工務店ってどう?その2

ゼネコンに転職するための3つのポイント

建設業界に転職するためには、以下の3つのポイントがあります。

  • 未経験でも転職は可能
  • 資格があれば有利になる
  • 転職エージェントを利用する

順番に解説します。

未経験でも転職は可能

建設業界への転職は未経験でも可能です。

建設業界、特にゼネコン業界は人手不足であるため、スーパーゼネコンへの転職も特別な資格や経験は必要ないケースもあります。

しかし、経験がなく転職をする場合は年収が下がるなど条件が悪くなってしまう可能性がある点には注意しておきましょう。

資格があれば有利になる

建設業界への転職は、資格があれば有利に働きます。

建築士や施工管理技士などの資格を有していれば、未経験でも転職が可能な業界であるがゆえに重宝されます

施工管理や設計以外にも、宅地建物取引士など不動産に関わる資格を保有しているだけでも転職活動には有利に働くでしょう。

どれも難易度が高い資格のため、現職で不動産や建設業界に従事している人が有利になる傾向にあります。

転職エージェントを利用する

建設業界に限った話ではありませんが、転職活動をする際は転職エージェントを利用することをおすすめします。

建設業界のことだけではなく、他の業界のことや転職活動全般についてアドバイスをもらえます

また、企業ごとの面接対策のアドバイスや面接対策もしてもらえるので、選考通過率が格段に上がります

転職エージェントは企業のことや業界についての知識を幅広く持っているため、建設業界だけではなくさまざまな業界について知りたい人も有意義な転職活動にするために、転職エージェントを有効活用しましょう。

ゼネコンに転職する際におすすめの転職エージェント

最後に、建設業界に転職する際におすすめの転職エージェントを5つ紹介します。

建設・設備求人データベース

建設・設備求人データベースでは、業務内容や転勤など、入社後の詳細情報を知りたい人におすすめの転職エージェントです。

業務内容だけではなく、福利厚生や配属部署の雰囲気など他のエージェントではなかなか手に入らないような情報ももらえます

事前に転職先の情報を多く知ることができるので、本当に自分に合っている会社なのかどうかを判断できます。

セコカンNEXT

セコカンNEXTは、建設業界での勤務経験がある人におすすめの転職エージェントです。

建設業界での勤務経験がある人にとって高収入、好待遇の求人を多く取り扱っており、スーパーゼネコンの求人を扱っています。

不動産や建設に関わる資格を保有していれば、より好待遇で受け入れてもらえる可能性がありますので、勤務経験と資格がある人は積極的に活用しましょう。

RSG Construction Agent

RSG Construction Agentは、年収を上げたい人におすすめの転職エージェントです。

収入UP率99.4%、平均1.2倍~1.5倍の年収UPの実績があり、施工管理や設計など、建設業界の求人を専門的に扱っています。

たとえば、現状年収が500万円の人は、600万円~750万円の年収になる可能性があります。

転職することでこれだけ年収が増えれば、転職成功と言えるでしょう。

KSキャリア

KSキャリアは、不動産と建設業界の求人に特化しており、マンツーマンでキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人におすすめの転職エージェントです。

希望条件に合った求人だけではなく、提出書類の添削や面接対策なども丁寧に行ってくれます。

企業に提出書類や面接を、企業ごとに対策することで選考の通過率が大きく変わります。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、建設業界だけではなく幅広い業界への転職をサポートしている大手転職エージェントです。

扱っている求人数も業界最大級のため、転職業界の転職とあわせて他の業界も知りたいという人はリクルートエージェントを活用してみましょう。

まとめ

今回は、建設業界の中でも主にゼネコンの仕事内容や転職のポイントなどについて紹介しました。

ゼネコンの口コミについても紹介しましたが、すべてを鵜呑みにするのではなく参考程度に留めておきましょう。

転職を成功させたい人は一人で転職活動するよりも、相談できる相手であり情報をくれる転職エージェントの利用をおすすめします。

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この記事を書いた人

昭和生まれのキャリアアドバイザー。金融機関、事業会社、ITベンチャーなど30歳までに複数社経験。転職エージェントや転職サイトを物色した経験も豊富。

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