「リスキリング」と聞いて、最近テレビで目にした方も多いのではないでしょうか。
終身雇用制度や年功序列制度がなくなりつつあり、40代の早期退職が増えたり、転職をする方々も増えている世の中では、社会人経験豊富なビジネスマンの方々も学び直しの機会が必要になってくるでしょう。
この記事では、そんな流動的な時代の中で「リスキリング」がどれくらい重要なのか?リスキリングするには何をすれば良いのかを紹介していきます。

リスキリングとは?学び直しやリカレント教育とどう違うの?
リスキリングとは、なんでしょうか?経済産業省によると、以下のように書かれてあります。
「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」
リスキリングに近い言葉で、リカレント教育というものがありますが、リスキリングは「リカレント教育」ではないと明確に書かれてあります。リカレント教育は「働く→学ぶ→働く」のサイクルを回し続けるありようのことで、新しいことを学ぶために「職を離れる」ことが前提になっています。
一方で、リスキリングとは、一度職を離れる/離れないにかぎらず、必要なスキルを社内外を通じて獲得していくことが前提になっています。社内の研修や教育プログラムをはじめ、外部のITスクールなど様々なスキル獲得の方法があるということですね。似たような言葉で「学び直し」がありますが、ほとんど近い言葉と捉えてよいでしょう。
社内研修や教育でおさえておきたいポイント
日立製作所が国内グループ企業の全社員約16万人を対象に、DX基礎教育を実施すると発表したように、社内でリスキリングやDXの教育研修に力を入れる企業も増えています。一方で、社内で何をすれば良いのかわからない研修担当や、どの講座を受ければ良いのかわからない従業員などが多いが現状です。
ここでは、おさえておきたいポイントをいくつか紹介していきます。
DXやITスキルよりも論理的思考力が重要
リスキリングやDXの話になると、プログラミングが中心となるITスキルの獲得にフォーカスしがちです。しかしながら、その前にロジカルシンキングやリーダーシップなど、ビジネス全般で必要なスキルセットを獲得しなければリスキリングできないでしょう。
リスキリングは今の業務をこなしながらでは難しい
リスキリングは、現状の業務内ではなかなかスキル獲得できないでしょう。DXやクラウド化が進まない業務の中で、ITスキルを学ぶことは極めて困難です。
リスキリングは必ずしも社内で教育研修プログラムを開発する必要はない
研修や教育プログラムを行なう際に、必ず社内で開発しなければならないと考えている企業も結構多いようです。事例を用いた研修やや教育内容を如何に社内に浸透させるかという観点においては、社内で教育プログラムを開発できるに越したことはないですが、社内リソースやノウハウがないケースが多いでしょう。その場合は、外部の教育機関や研修サービスに頼るのも一つの手です。
早期退職金の使い道はこれで決まり!リスキリングにおすすめの教育講座・プログラミングスクールとは?
では、リスキリング時代におすすめの教育講座やプログラミングスクールを紹介していきます。今所属している会社でセミナーや研修がなくても、自ら動いてスキル獲得していくことが重要です。
個人で申し込みを行ない、無料カウンセリングや説明会に参加してみましょう。
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レアジョブ英会話の評判・口コミ
レアジョブ英会話の評判や口コミをいくつか紹介します。

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継続すれば、どのレベルの方も必ず上達することは間違いないと思います。



講師はいろんな人がいるので、たまに態度が悪い人にあたることもありますが、検索から非表示に設定できるので、二度と受講せずにすみます。また、経験年数が表示されているので、長い講師ほど丁寧であったり、困ったときに助けてくれやすいと思います。
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リスキリングにおすすめの資格や検定とは?
では、リスキリング時代におすすめの資格や検定を紹介します。
ITパスポート試験/iパス/検定の評判・おすすめポイント


まずは、王道の資格であるITパスポートについて紹介します。
ITパスポート試験とは
ITパスポート試験とは、ITに関連するスキルや知識を持っていることを証明するための試験です。また、ITを利活用するすべての方が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験となっています。
ITパスポートは、情報処理技術者試験協会(IPA)によって認定され、基本的なPCスキルやインターネットの操作方法、ワープロ、表計算、プレゼンテーションソフトなどについての問題が出題されます。 受験者は、これらの分野についての知識を有していることを証明することができる、試験に合格することでITパスポート資格を取得することができます。
国家試験であるITパスポート試験のおすすめポイント
国家試験のIT資格である、ITパスポート試験。そのおすすめポイントはこちら。
- 基本的なPCスキルやインターネットの操作方法についての知識を持つことが重要
- ワープロや表計算、プレゼンテーションソフトなどのアプリケーションについての知識が必要
- 模擬試験や学習教材を利用して、試験形式や問題のパターンを理解することが有効
- 試験対策には、定期的な勉強と練習が必要
- 試験前に、試験のフォーマットや問題のパターン、タイムマネージメントのスキルを確認しましょう。
ウェブ解析士の評判・おすすめポイント


ITパスポート試験に並んで有名な認定資格である、ウェブ解析士についても触れておきます。
ウェブ解析士とは
ウェブ解析士とは、ウェブサイトのトラフィックデータを分析し、サイトの改善やマーケティング戦略の立て方を提案するプロフェッショナルです。
ITやWebの業界において、デジタル上でマーケティングすることは欠かせない世の中になっています。特に、ウェブ広告やSNSの登場により、アクセス解析をはじめとしたウェブ解析データを活用し、デジタルマーケティングを通して事業の成果を導く人材が非常に必要とされています。
ウェブ解析士資格のおすすめポイント
ウェブ解析士のおすすめポイントはこちら。ぜひチェックしてみてください。
- SNS運用やWeb広告で重要なアクセス解析の基本を学習できます
- 自社サイト(オウンドメディア)の改善を行いたい企業内のウェブご担当者、広告代理店の方、またはウェブサイトと関わりのあるお仕事をされている方におすすめです
- 助成金が利用できる可能性もあります。
リスキリングにおすすめの本とは?
では、リスキリング時代に読んでおきたい書籍を紹介します。
1冊目に読みたい DXの教科書 (なるほど図解)の評判・おすすめポイント


良い評判・口コミ
- DXの教科書 (なるほど図解)」は、DXにキャッチアップしたいと思っている初心者に用語も図解でまとまっており最適な一冊
- 一冊目に読みたいというタイトルに同意。
- DXと言わず、何らかのデジタル化を進めようとしている組織であれば、メンバーで読んで認識をあわせるのに最適な本だと思います。
悪い評判・口コミ
- 初心者向けに書かれているもためか、業務色がなく、また昨今問題となっている「やらされてる感満載のDX」とならないための、独自の考察、提言もない
- 分かりやすさを重視したのか、DXに関心はあって、ネットで多少情報を調べている人なら、それ以上の情報は手に入らない一方、項目が多くて、初心者はどこから手をつけたらいいかわからないと思います。
マンガで学ぶITの基礎 合本版の評判・おすすめポイント


良い評判・口コミ
- マンガで読みやすかった。ストーリーも、過去の実例が挙げられていて、勉強になりました。
- 基礎っていうかITがビジネスか生活にどういうふうに使われるか説明した本です。
- ITについての情報が漫画なのですんなり入ってきました。ストーリーも面白かったです。
悪い評判・口コミ
- ITパスポートは合格しましたが、理解がほとんどできてません。入門書は再確認にとても良いです。
1週間でITパスポートの基礎が学べる本 動画講義付き (1週間シリーズ)の評判・おすすめポイント


良い評判・口コミ
- さっくり、ITパスポートで学ぶ内容を知るには良いと思います。
- 出題範囲の内容を全て覚えて、且つ過去問を紙で解き、満点に近い点数を取りたいという人は他の書籍を購入して100時間くらい勉強すればよいかと思います。
- 全く知識のない人でも、順序立てて(かつITの分野以外にも学んだ方がITの分野を理解しやすくなる知識も含めて)学べるので、良書だと思いました。
悪い評判・口コミ
- 基礎的な内容が書かれているが、ページ数が多い割に、実際にテストに出る問題はまた違うものという印象でした。無料の対策アプリの方がおすすめです。
- 本のレイアウトも見やすいし初学者でも取り組みやすいと思います。
ただ、まだ最初の方しか読んでないのに間違いと思われる記載が多く、書かれてる内容はあまり信用できない気がします。
リスキリングのあとの転職活動について


ITやDXの領域においてリスキリングしたり、学んだあとは、今の職場ではなく違う職場で働いてみたい!給料をあげられるかも?と思う方も多いのではないでしょうか?
経済産業省(デジタルスキル標準)でも、DX人材の重要性を以下のように表現しています。
・企業がDXを実現するには、企業全体として変革への受容性を高める必要がある。そのためには、経営層を含め企業に所属する一人ひとりがDXの素養を持っている状態、すなわちDXに理解・関心を持ち自分事ととしてとらえている状態を実現する必要がある。また、変革への受容性を高めたうえで、実際に企
経済産業省「デジタルスキル標準ver.1.0」-DX推進における人材の重要性-
業がDX戦略を推進するには、関連する専門性をもった人材が活躍することが重要である。
・このため、全員がDX推進を自分事ととらえ、企業全体として変革への受容性を高めるために、全てのビジネスパーソンにDXに関するリテラシーを身につける必要がある。また、DXを具体的に推進するために、専門性を持った人材の確保・育成が必要である。
IT人材の必要性は年々高まっており、求人数も増えています。ぜひまずは転職エージェントや転職サイトに登録して、キャリアアドバイザーに相談してみましょう。


まとめ
全員が学び直しの必要なリスキリング時代には、多様なスキルやITにおける幅広い知識を持っていることが重要になります。特に、今後の就職やキャリアアップに役立つと考えられる資格や検定、教育講座や研修を受講することで、自分自身を高め、未来への不安を軽減することができるでしょう。ぜひ、自分に合った資格や教育講座を選び、今すぐ学んで、転職や再就職、キャリアアップへのステップを踏み出しましょう。